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本:実践反復型ソフトウェア開発

実践反復型ソフトウェア開発

対象(主観)

  • 3〜5年程度のソフトウェア開発経験のある人や、チームをリードする人、品質について悩んでる人、反復型開発がしたい人向けとあるが、開発現場に配属されたばかりの人でも読んで価値あると思う
    • 開発現場で使う言葉や、基本的なツールの利用目的・運用例が書かれており、かつ特定のツールに偏ってないので、ざっくりとした理解を得るのに役立ちそう
    • XPやScramを実践していなくても、SVNやTracを使っている現場はあり、そういったところでも使えそう(読んで反復型開発に興味が出ればなお良いかと)
  • 逆に、ツールを導入したいが、組織の文化的な抵抗にあって果たせない人にもと書いてありますが、どう説得するとかの部分は弱いので、その部分を期待すると 読んでも残念に思うかも

あらすじ・概要

1章、2章 ソフトウェアを育てるとは?チームの役割は?

  • 役割はたくさんに分類できるが、一人が複数を担当してもよい
  • ソフトウェアは壊れやすいという事を肝に銘じて丁寧に扱うことと、メンバーはしっかり責任感を持つことが大切

3章 タイムボックス(マイルストーンやウィークリーなど)について

  • 作成する仕様書やビルドとその管理などについて
  • 定期的にビルドを続けたり、出口条件をしっかり決めて守るのが大切

4章 ソフトウェア構成管理ツールとブランチについて

  • Subversionなどの説明とその効果的な使い方について
  • この章が役立つ現場はおおいかと思います(いまはgitの方が主流かもしれませんが)
    • 現場の規模に応じて、この本にあるどこまでをやるか柔軟に選択可能(だと感じました)
    • 差分をいかに管理するか?が大切

5章 ビルド

  • 反復型開発としてはかなり大切な章
  • CIサーバが動いてれば十分というわけではありませんが、CIサーバは必要(だと思う)
    • これもどこまで適用するかは規模次第

6章 バグの追跡

  • トヨタかんばん方式との比較など
  • 効率的なバグ追跡システム(BTS)の使い方について

7章 テストの自動化

  • 個人的に一番興味があった部分(でしたが、残念ながら、本が別に1冊できるぐらいのカテゴリなので、目新しい話はなく・・)
  • ただ、最初の説明には丁度良さそう

8章 開発プロセス

  • ウォーターフォールの起源になったモデルには反復が含まれていた!(というのは面白い話でした)
  • 結局、昔から繰り返すことの大切さは認知されていた
  • ただし、繰り返しは計画的・階層的であるべきでいきあたりばったりではいけない  

感想

  • 使っているツールがある程度あっているのであれば現場の入門書に適していると思う
  • そうでない場合も部分的に取り込むことはできそう


本/実践反復型ソフトウェア開発.txt · 最終更新: 2019/09/28 13:54 by y-kurose